ICT活用工事現場見学会 開催 
近い将来、必ず訪れる労働人口の減少に対し、少ない労働力で効率良く工事を進めていくために、
現在の建設業では、先進技術を取り入れた重機や施工管理方法を
積極的に活用することが推進されています。
その技術を多くの人に周知、PRするために先日、クロケンで工事をしている現場を活用して
『ICT活用工事現場見学会』 が開催されました。
当日は冷たい風の吹く中にもかかわらず、150名近くの建設業に関わる方々が参加してくれました。
まずは、クロケンの工事で実際に活用している先進技術を説明する入社2年目の村松君。
大勢の前でも動じずにしっかりと説明してくれました。
見学会の会場の雰囲気はこんな感じ。
詳しい実演や展示物を写真とともに説明していきます。
-----------------------------------
まずは土木工事の基本的な重機作業の1つである『土の敷き均し・転圧』です。
上の写真には敷き均し用のブルドーザと転圧用のタイヤローラが見えます。
今まではオペレーターの経験と感覚で工事を進めていましたが、
経験の浅いオペレーターでも均一で信頼できる工事の品質を確保できるように
GPSで位置を管理しながら操縦席のタブレット(上の写真)で
工事の進み具合をその都度チェックしていきます。
これにより経験に頼らずとも、工事を進めていくことができます。
-----------------------------------
土木工事で代表的なもう1つの重機である『バックホウ』。
この運転にも高度な技術が必要ですが、
GPSと連動しているタブレットで管理していくことで
少しの経験だけで図面通りの工事を進めることができます。
-----------------------------------
次は今、何かと話題になっている『ドローン』です。
例えば、土を盛って新しい道路を造るためにはどれだけの土が必要なのかを調べる必要があります。
そのためには測量といわれることをしますが、工事現場は広いので、
全体を測量するにはかなりの日数が必要となってきます。
しかし、このドローンを上空に飛ばして操縦しながら測量したなら、
今までは2人で10日必要だったものが、わずか1日で終わってしまいます。
かなりの省力化、効率化が期待できます。仕事も楽しくなりそうです!!
-----------------------------------
そして最後は、今まで説明してきた技術をさらに効率的に効果的にするための管理ソフトの説明です。
今までの工事の図面は二次元で書かれていたものが一般的でした。
しかし上の技術を活用することで誰でも簡単に三次元の図面が描けるようになるそうです。
三次元の図面は視覚的にとても分かりやすいので、工事のイメージがしやすくなります。
これが一般化されれば工事の施工スピードは飛躍的に高まると思います。
-----------------------------------
以上が当日の様子になります。
これらの技術は一部の工事ではすでに取り入れられていますが、
まだまだ周知が足らなかったり、全面活用に至るには諸問題も数多くあります。
社会が大きく変化している現在、建設業を取り巻く環境も変化しています。
それに合わせて中からも建設業を変えていかなければならないと思います。
その取り組みの1つである『i-Construction(建設現場の生産性向上策)』
ぜひとも建設業全体で推進していきたいですね!!
スポンサーサイト
tb: -- cm: 0
« いざっ! 就活!!
油ヶ淵 清掃活動に参加 »
コメント
コメントの投稿
| h o m e |